1、高血圧って?
動脈は、全身へ十分な血液を配分するため、内腔の圧力(血圧)が高くなっていますが、この高圧のため血管内壁は傷つきやすく、その傷にカルシウムが沈着したり、血管内壁に脂肪が沈着したり、また、血管壁を構成する細胞が増殖することによって、血管の内腔が狭くなったり、血管壁が弱くなったりします(動脈硬化)。
また、糸球体腎炎、腎孟腎炎、腎動脈狭窄などに起因する腎性高血圧や原發性アルドステロン症、クッシング症候群のような内分泌性高血圧によっても高血圧症が起こります(二次性高血圧)。
ただし、高血圧症の90%以上を占める本態性高血圧(一次性高血圧)はこれといった原因もないのに血圧だけ高くなるもので、遺伝的因子と食塩の過剰摂取、ストレスなどの環境因子が関与すると云われています。
2、高血圧症の合併症
高血圧の状態が長くなると、先に述べたのと同じ理由で徐々に血管障害が進行して、脳?心臓?腎臓?などに、高血圧による臓器障害と呼ばれる合併症を引き起こします。
3、高血圧の統計
脳卒中の頻度 → 正常血圧者の 8 倍
心不全 → 正常血圧者の 8 倍
60才以上で基準をオーバーの人 → 50% 以上