へクソカズラの名は、屁糞葛の意味で、茎葉や果実に悪臭があるので付けられた。また、花を取って、唾液で湿らせ、手、足などにはるとちょうど灸(きゆう)のようにみえるので別名を灸花(やいとばな)とも言う。

| 別名地方名 | ヤイトバナ、サオトメバナ |
| 科 名 | アカネ科/ラテン語の科名 Rubiaceae |
| 学名(植物ラテン名) | Paederia scandens Merrill var. mairei Hara |
| 中国名 | 鶏屎藤、女青、鶏屎藤果 |
| 生薬名 | 女青(じょせい)、牛皮凍(ぎゆうひとう) |
| 出 典 | 本草綱目啓蒙(1805年) |
| 生育場所 | 日の良くあたる原野、路傍に自生する。 |
| 薬用部位と採集時期 | 全草、根は年中。果実は秋〜冬。 |
| 調整法 | 全草、根を採集し、太い箇所は薄切りとし、天日乾燥する。 |
| 主な成分 | ペデロシド、スカンドシド、アスペルロシドなどのイリドイド化合物およびγ-シトステロルを含む。葉にはアルブチンを含む。果実にはアルブチン、オレアノール酸、トリアコンタン、ヒドロキノンなどを含む |
| 効能効果 | 根は下痢止め、利尿剤とする。 |
| 用法用量 | 1日9〜15g |
| 薬効と使用方法(常用量) | 【1】果実の絞り汁を塗布すればしもやけ、ひび、あかぎれに効果がある。果実を十倍量のアルコールに約1週間浸し、これにアルコールと同量のグリセリンと倍量の水を加えたものを化粧水として使用しても効果がある。 【2】全草を煎じて服用すれば風邪、婦人病に効果がある。 【3】根(根茎)を煎じて服用すれば下痢止めとなり、また脚気、腎臓病に効果がある。 【4】生葉汁または花の絞り汁は止血、鎮痛剤となり、毒虫の刺し傷に効果がある。 【5】生葉をあぶって腫物にはると吸い出しとなる。 |
| 薬食健康法 | 食用には使用しない。 |
| 応 用 | 薬用 |