ワレモコウは「我亦紅」の意味。また葉が楡に似て地に生えるので地楡という。

| 別名地方名 | ノコギリグサ、ノコギリッパ、吾木香 |
| 科 名 | バラ科/ラテン語の科名 Rosaceae |
| 学名(植物ラテン名) | Sanguisorba officinalis Linn. |
| 英名 | salad burnet, garden burnet(オランダワレモコウ;S. minor) |
| 中国名 | 地楡、白地楡 |
| 生薬名 | 地楡(ちゆ) |
| 出 典 | 神農本草経(217年) |
| 生育場所 | 山野に自生する。 |
| 薬用部位と採集時期 | 根(地楡)。9〜11月。 |
| 調整法 | 根を掘り取り、茎を取り去って水洗いし、乾燥する。 |
| 主な成分 | 根にはサポニン配糖体のサンギソルビンと差歩ゲニンのサンギソルビゲニン、チュグルコサイドT、U、ポモール酸の他タンニン、ビタミンA 等を含む茎葉にはクエルセチンとケンフェロールの配糖体を花にはグリサンテミン、シアニンを含む。 |
| 効能効果 | 収斂、止血剤として吐血、喀血、月経過多、血便、火傷、湿疹、皮膚炎、打撲、捻挫などに用いる。 |
| 用法用量 | 1日6〜9g |
| 薬効と使用方法(常用量) | 【1】地楡を煎じて服用すれば慢性腸カタル、急性腸炎に効果がある。また地楡を1日5〜30gを煎じて服用すれば止血、消炎、止瀉、去痰、収斂剤として吐血、下血、喀血、鼻血、子宮出血、月経過多、産前?産後の諸出血、痔瘻、消渇、胃痙攣、腹痛、嘔吐、気管支炎に効果がある。 【2】地楡の濃煎液を洗浄剤として外用すれば抗菌性があり、火傷、あせも、湿疹、腫物、痔に効果がある。浴湯料としても良い。 【3】生根をすりつぶして塗布または貼りつけるとひょうそ、打ち身、捻挫に効果がある。 【4】地楡の煎液をうがい薬とすれば扁桃炎、咽喉炎、歯齦炎に効果がある。 |
| 使用上の注意(副作用、相互作用など) | 虚寒の者は服用してはいけない。 |
| 薬食健康法 | 若葉を姿揚げにすると、香ばしく、歯ごたえも良い。軟らかい若葉を摘み、塩ゆでして、水にさらし、バター炒め、みそドレッシングなどで、味わう。 薬用酒 8〜10月、暗紅色の花穂を摘みとり、2.5〜3倍量のホワイトリカーなどに漬けると、帯褐赤色のリキュールができる。 |
| 応 用 | 薬用食用酒用 |