中国人のお茶文化
お茶は中国の国民的な飲み物で、昔から伝えられた格言にも、暮らしを立てるに必要な七つのものは、「薪、米、油、塩、醤油、酢、茶」と記されてます。
朝食のごとを「早茶zaocha」とも言います。漢字そのままの意味は朝お茶って言うのですが、本当の意味はもちろん朝ごはんを指すんです。中国人にとってお茶は欠かせないものであり、なくてはならない生活用品の一つとなっています
ここでは中国国内で一番よく早茶を飲まれている広州、福建、香港の人々の茶文化について話したいと思います。
日本の挨拶でよく「いい天気ですね、はっきりしない天気ですね」って話を掛けたりして、天気の話題はそれ自体に意味があることは少なくほとんど挨拶代わりに用いています。そのように中国南部では「お茶を飲みましたか」っていう言葉が人々の朝の挨拶代わりになっています。昔から今までも広州の民間にこんな言葉が流れています。「毎朝一杯茶で病院に行かずに済む」と、それほど飲茶が好きだと表れてますね。
それゆえ、中国人の生活習慣、さらには、中国文化を理解するには、まず、中国茶を飲むことから始まるべき、と言った方が無難でしょうか。
お茶の起源
中国は茶の木を最も早く発見し、利用した国であり、お茶の祖国とも言われている。文字の記載が示しているように、中国の人たちの祖先は3000余年前に茶の木を栽培し、利用するようになった。しかし、いかなる種の起源と同じように、お茶の起源と存在は必然的に人類が茶の木を発見、それを利用する前からあったことであり
色(または製法)による分類
緑茶 黄茶 白茶 青茶 紅茶 黒茶
茶の種類名 製法の特色 代表的な製品
緑茶 無発酵茶(発酵度は0)竜井茶、碧螺春
黄茶 弱後発酵茶(発酵度は20〜30%)白牡丹、白毫銀針、安吉白栄
白茶 弱発酵茶(発酵度は10〜20%))君山銀針
青茶
茶の購入は簡単なことではない。良質なお茶を手に入れるには、さまざまな茶のグレード、価格、相場の動きおよび茶の評定、検査方法など多くの知識を身につけなければならない。茶の質は、主に色、香り、味、形という四つの方面から識別する。しかし、普通のお茶を飲む人に対し、茶を買う時に、普通はお茶の外形と色合いを見、香りをかぐこと
1、特色 道具は簡単で、気の向くままの入れ方でよい。一般の人たちの飲用に適している。
2、お茶を入れる方法
茶壷(急須)を温める お湯を茶壷の中にあふれそうになるまで入れ る。
お湯を注ぐ 茶壷の中のお湯を茶船に注ぐ。
茶の葉を入れる これはわりに凝った茶の葉の入れ方で、お茶を入れる
煮茶法
お茶を直接釜の中に入れて煮るのは、中国の唐以前における最も普遍的な飲茶法である。陸羽は『茶経』の中で詳しく述べている。相対的に言えば、まずお茶の固まりをばらばらにして、お湯を沸かす。精選された水を釜の中に入れ、炭火で沸かす。沸ききってはならず、粉茶を入れる。茶と水がとけ合い沸くと泡眥が現れ、泡は小さな粉
1、特色 安渓式の入れ方は、香り、うまみ、純粋さを重んじる。茶の湯は最も多くて9回入れ、3回ごとに1段階とする。第1段階に、その香りをかぐ。第2段階に、味を味わう。第3段階にその色の変化を観察する。
2、 入れ方
★茶道具を用意する 茶壷に対する要求は潮州式の入れ方と同じである。安渓式入れ方は、先に
1、特徴 これは粗製品のお茶に適した方法で値段のそれほど高くない一般のお茶の上品な味を引き出すことができる。一気にすすめることを重んじ、つまり、お茶を入れるとき、おしゃべりをすることは慎み、なるべく邪魔されるようなことは避け、エネルギー、息、神経を統一する境地に入ることを要求される。器の選択、動作、時間及びお茶を入
1、特徴 これは各地の方法を取り入れて作り出したロジックにあったスムーズな手法で、お湯の温度に気を使う。
2、茶を入れる段取り
茶の鑑賞 茶入れの缶から茶葉を茶荷(茶葉を置く専用の茶器で、小皿に似ている)に入れて使用人が飲む者の前に持っていき、茶の形を見せたり、茶の香りを聞かせたりする。
急
1、特徴 古い茶の葉に適用し、紙ナプキンの上に茶葉を上手にならべることや茶杯を洗うことに気を使う。
2、茶を入れる段取り
茶器の準備 まずナプキンをきれいにたたんで茶を入れる者ふだんよく使うところに置く。茶器を置くお盆を急須の前にしつらえる。
茶の葉を整理する 古い茶の葉を使うので、細かい茶
長江以南の地では銘茶が取れる。西湖(浙江省杭州にある)の竜井、洞庭(湖南省にある)の碧螺春はみんなに喜ばれている。清の乾隆帝が六回も長江以南を巡幸したのはもちろん巡視と監督のためであり、景観地を観光してまわり、さらに「各地の役者を訪ねたり、きれいな女の子を見に行ったりする」ためであったろうが、長江以南の銘茶を賞味す
茶を詩壇に移し、茶を酒と同じように詩壇で共に活躍させたのは白楽天である。白楽天の詩から、茶の地位が文人の中でしだいに向上する変化の過程が見とれる。白楽天は多くの唐代の早?中期の詩人と同様にお酒が好きな方だ。現存する白楽天の詩は二千八百首もあり、そのうち、お酒に関するものは九百首ある。また、お茶をテーマ主題とするもの
陸羽(783〜804年)、字は、鴻漸、疾という名前も使った。字は季疵、号は竟陵子、東岡子といい、唐代の復州、竟陵(現在の湖北省天門)の人である。一生お茶を好み、茶道に精通し、世界で最初の茶の葉についての著作『茶経』を著したことで世に知られ、中国の茶業と世界の茶業に優れた貢献をし、「茶聖」「茶仙」「茶神」として祭られ
「上品なお茶があり、上品なお茶を飲むことが出来るのは一種の幸せであるが、こんな幸せを楽しむのはまず暇が必要で、次は鍛えられた特別の感覚である」これは魯迅の『喝茶(お茶を飲む)』という雑文の中の言葉である。
魯迅は茶の里に生まれ、お茶を飲むことが彼の一生の好みであったから、その文章にはお茶について多く触れられ
袁枚(1716〜1797年)、字は子才、晩年の号は、随園老人と言い、銭塘(杭州)の人である。清代の乾隆の頃の代表的な詩人と主な詩の評論家の一人で、正真正銘のお茶の愛好家であった。
袁枚は中国南北のあらゆる銘茶を賞味したが、七十歳の頃に福建武夷山を遊覧したとき、武夷山のお茶に特に興味を持つようになった。それに
茶についての諺は中国茶文化の発展の過程でから生まれたいま一つの文化現象である。諺というと、許慎の『説文解字』では「諺は伝言だ」といわれている。即ち、衆人が口々に伝え、言いやすくて覚えやすく、しかも哲理のある俗語である。茶についての諺がその内容と性格から、茶の飲用と生産の二種類に分けられる。これは茶の飲用と生産経験に
中国ではお茶を飲む歴史は最も長い。陸羽の『茶経』には「茶を飲むことは神農氏から始まり、魯の周公より世に知られる」と書かれている。早くも神農の時期に茶とその薬用の価値が発見され、しかもその薬用が次第に発展して日常生活の飲物に変わったのである。中国は昔から茶の選定、水の採用、茶具の準備、茶入れ、茶を捧げる及びお茶の賞味
中国では茶を加工する歴史は長い。野生の茶の木が発見され、煮てあつものとして飲むことから塊茶やばらばらな茶まで、また緑茶から多種類の茶まで、手作業の加工から機械化による加工まで複雑な変革を経てきた。さまざまな茶の品質の特徴は茶の木の品種や新鮮の葉っぱという原料によるほか、加工条件と製作方法も重要な要素である。次は茶の
四、蒸青から炒青へ
餅茶と団茶と比べれば、茶の香りは蒸青散茶の場合はよく保たれたが、蒸青の方法には茶の香りを十分に引き出していないという欠点が存在した。すると、湿り気のない熱で茶葉の優れた香りを引き出す炒青技術が現れた。緑茶を炒ることは唐代からすでにあった。唐の劉禹錫の『西山蘭若試茶歌』には、「山僧の部屋の
(3)白茶の由来と進展
唐、宋の時代のいわゆる白茶は偶然に発見された白い葉の茶の木から摘んだ茶でつくったお茶のことを指し、後の炒ることなく揉むこともなく作った白茶とは違う。明代になると、現在の白茶に類するものが現れた。田芸蘅の『煮泉小品』に「茶たるものは火を以って作るものは次とし、生で乾すもの
ラフ族の人々は新中国が成立するまで歴代の支配階級に「野人」と見なされていた。そのため、原生林に閉じ込められ、暮らしていたラフ族の人びとの間では原始的な風俗がたくさん残っていた。焙じ茶を飲むことはラフ族の人たちの古めかしい、伝統的なお茶の飲み方である。
ラフ族の焙じ茶はラフ語で「腊所奪(ラソト)
プイ族の人びとが飲んでいるお茶はいずれも自製のものである。プイ族の人たちは山でお茶と同じようにお湯に入れて飲める他の植物を採集するときもある。お茶と一緒に加工し、また金銀花という漢方生薬を加え、お茶を作る。この種のお茶は独特な味がしておいしい。また熱をさまし、スタミナをつける働きがある。すばらしい飲み物である。プイ